俺には小学校1年生から現在まで20年以上の
付き合いになる友達がいる。
「佐川」という男だ。
ハッキリ言って彼は普通ではない。
○高校生の時にはスーパーのセルフレジでお惣菜のフランクフルトの会計の仕方が分からずテンパってしまい、その場で会計前のフランクフルト食べてしまった。
○高校生なのに小学生の演技をし、吉野家の小学生以下限定クーポンをすき屋で使おうとした。
○高校の追試と補習と三者面談がある大事な日に遊戯王の大会に行ってしまった。
○ビンゴ大会でせっかく当たったのに目玉商品を取らず、エヴァのマジでよくわからない音ゲーを取ってきた。
まぁエピソードを上げだしたらキリがないのでこのへんにしとくのだが、まぁとりあえず変人であるということが伝わればいい。
おまけに時間にルーズなところもあり、約束の時間に来ないなんてことも多々あった。
僕はそんな彼とかれこれ20年以上遊んでいる。
特にカードゲームやゲームを一緒にやってきた。
そう。彼はこの分野において類い稀なセンスを持ち僕に刺激をくれる存在である。
それは今も昔もだ。
そんな彼が僕に言い放った格言を今日はいくつか書いていきたい。
1つ目 僕が彼に「お前なんのカードゲームでもランキング乗るの冷静にすごいよな。」って言った時の彼の一言
「俺別に特段上手いって訳じゃないよ。全然普通だと思う。ただ他の人よりもずっとランクマやってられるんだよね。どんだけ下振れて負け続けてもランクマ続けてられる。」
…羽生善治と同じ領域に来てるやん。
って当時これを聞いて思った。
たしかに連敗してしまうとどうしてもデッキとか使用キャラを変更しようかなとか思ったり、モチベーションが低下して止めてしまいたくなる。
でもずっと続けることでその構築を使う連動も上がるし、ゲームの本質が見えてくるということをこの発言から学んだ。
2つ目 ゲームのキャラ選択についての理論を話してる時に言い放った一言
「キャラパワーっていうのはミスの許容範囲」
これ言われた時まじでその通りだなって思った。
基本的に佐川はそのシーズン、そのパッチ、その環境で1番強いデッキやキャラクターを使うべきだと思ってる。
その理由としては弱いキャラ使って負けるのが嫌とのことなんだが、「キャラが弱い=勝てない」ではなく、「勝ちまでの敷居が高い=弱い」という認識らしい。
ポケモンユナイトで極端に例えるなら「ゲッコウガ」と「全盛期ザシアン」でイメージして欲しい。
ゲッコウガの場合ユナイト技を使って相手に入る時、相手のスキル状況を見誤ってキャッチされてしまえば即死するし、なみのりも繋がらなければ逃げ切れなくなる。
ただ全盛期のザシアンであれば多少強引に敵に突っ込んだとして捕まりそうになっても当時ぶっ壊れ技の高速移動で逃げ切れる。
これを踏まえてミスが許されやすいキャラ=今日キャラを使うべきという話であった。
3つ目 Shadowverseを通話しながらプレイしてたとき、僕が負けて、プレミしてしまった内容を彼に伝えた時のこと
「考えがあったならいいと思う。」
多分佐川本人も覚えていない発言だと思うけど、
俺はこの言葉を今でも気に入ってる。
僕自信も前の職場で失敗してしまった後輩に対してこの言葉をかけたことがあるくらい好き。
ミスって本人は気付いていることに対して余計なことを解説するのではなく、肯定しつつ励ませるほんとに素敵な言葉だと思った。
今回は以上です。